「ナノフレッシャー®」低酸素ウルトラファインバブル海水の応用

低酸素ウルトラファインバブル海水で鮮度保持された生まぐろ

「低酸素ウルトラファインバブル海水」を使用することで従来よりも長い期間、魚の鮮度を保つことができます

窒素発生装置で生成された窒素と給水した海水(塩水)を微細化混合すると窒素ウルトラファインバブルが生成されます。
液体に窒素を混合することで、窒素置換法により液中の溶存酸素濃度が少なくなります。
溶存酸素が極限まで少ない低酸素水をナノ・フレッシャーは、生成します。

ナノフレッシャーの特徴
脱酸素の効率がよい低酸素状態の長時間維持魚体に浸透する

魚の鮮度劣化は、主に血液や油脂分の酸化と腐敗(好気性細菌の増殖)によって進行します。

酸化腐敗の原因
酸素のない冷海水(塩水)の中で魚を保存すれば、酸化や好気性細菌の増殖が抑制でき従来よりも長い期間、鮮度保持ができます。

 低酸素海水生成メカニズム

ナノフレッシャー®を使用して、水中に窒素を微細化混合分散させることにより、窒素が水中に溶存している酸素を内包し大気へ放散させます。

窒素置換法による脱酸素のメカニズム

 近海まぐろ延縄漁船での活用事例

近海まぐろ漁船での活用事例

近海まぐろ延縄漁船は、水氷と呼ばれる-1℃から-2℃の冷海水の中に漁獲したマグロを保存して約3週間の操業期間を経て生の状態でマグロを水揚げします。保存用の冷海水をナノ・フレシャーを導入することで、溶存酸素濃度1.0mg/L以下に保ちマグロの鮮度を飛躍的に良くすることに成功しました。

ナノフレッシャーの導入効果
臭いがなく水がきれい身質が向上魚価がよくなった薬品を使用しない安心・安全な保存技術

 出荷仲卸での鮮魚流通での活用事例

出荷仲卸での導入事例 低酸素ウルトラファインバブル水での鮮魚の鮮度保持

低酸素ウルトラファインバブル海水に魚を浸漬して保存することで、数日間は鮮度を保つことができます。
これにより、時化や禁漁期でも新鮮な魚をストックすることができ、お客様に安定的に魚を供給することが可能となりました。
使用事例としては、出荷前の鮮魚を低酸素海水に30分程度、漬け込み洗浄を行います。 その後、水から取り出し発砲スチロールボックスに氷をうって出荷されています。

ナノフレッシャーの導入効果
鮮度を保ったまま出荷調整長距離の出荷でも高鮮度取引先の新規開拓

Return Top