会社概要

ご挨拶  ナノクスからみなさまへ

株式会社ナノクスは、2008年11月に丸福水産株式会社ラモンド事業部が分離独立し設立されました。
「ナノクス」という社名は、静止型流体混合装置「ラモンドナノミキサー®」と撹拌装置「ラモンドスターラー®」が持つ超微細化均一混合分散技術=NANO TECHNOLOGYに由来し、「NANO(ナノ) + X(無限の可能性)」を示しています。
「NANO=10億分の1m」という、目に見ることのできない超微細な世界に挑むラモンドは、貴重であり、かつ優れた機能を有する特許技術です。

私たちは、このラモンド・ナノテクノロジーを様々な分野・用途に提案することで、地球規模で抱える温暖化問題、環境汚染問題等に対する解決策の一助として、また、企業様における生産技術・生産性の向上やコストダウンの一助として、「幅広く社会に貢献したい」という思いを常に持ち続けています。

「地球に優しく、使う人に喜ばれる技術を提供すること」 それが私たちNANOXの夢です。

“NANOX” We are conscious of the “EARTH”.
“RAMOND” is the EARTH conscious nano technology.

社名株式会社ナノクス NANOX CO.,LTD.
本社所在地〒803-0801 福岡県北九州市小倉北区西港町94番地の22
設立2008年11月11日
資本金7,000万円
代表者代表取締役 最上賢治
代表取締役社長 米澤裕二
事業内容ラモンドナノミキサー®、ラモンドスターラー®の販売、ウルトラファインバブル(ナノバブル)発生装置の販売
超微細化均一混合分散技術ノウハウの提供
主要取引銀行福岡銀行、西日本シティ銀行

株式会社ナノクスの沿革

丸福水産株式会社のラモンド事業への取り組み

1995年

丸福水産株式会社、社長 最上賢一が環境科学工業株式会社社長 新美富男と共同でラモンドミキサーの研究開発に着手。
DHA・EPAを水に微細化均一混合する水中油型食品添加物を開発。

2006年

ラモンドミキサーを使用する「海産動物油脂を含有する水中油型食品添加物およびその製造方法」特許を出願。

ラモンドミキサーを改良・開発し、従来の圧力損失を1/3に軽減する、静止型流体混合装置「新型ラモンドナノミキサー」を開発、特許出願。
これにより、産業への実用化に大きく前進。

株式会社ナノクス設立からその後の取り組み

2008年

事業化へ向け、C重油の大口需要家をターゲットに、ラモンドナノミキサーを搭載したボイラ向け水燃料混合装置の販売活動を開始。
乳業メーカーの12tボイラ(C重油)にて燃費・NOx・PM低減に関する1年間の実証試験を開始。
丸福水産株式会社のナノテクノロジー事業が活発化したことにより、ラモンド事業部を分社化し、株式会社ナノクスを設立。 ナノテクノロジービジネスに本格参入。

2009年

12tボイラによる1年間の実証試験の結果、燃費・NOx・PM低減効果が確認され、12t及び20tボイラ向けに800L/h・1,200L/h仕様、合わせて9台の水燃料混合装置を納入。
また、離島発電所においても、2,500kW発電機ディーゼルエンジン(C重油)での燃費・NOx・PM低減に関する1年間の実証試験を開始。

2010年

発電機ディーゼルエンジンによる1年間の実証試験の結果、燃費・NOx・PM低減効果が確認され、10,000kW発電機ディーゼルエンジン向けに2,500L/h仕様の水燃料混合装置を納入。
これらの実績により、NOx低減を求める精糖メーカーの55tボイラ向けに5,000L/h仕様のラモンドナノミキサーを納入。
自治体のNOx規制値を大幅にクリアすることに成功。

また、ラモンドナノミキサーの超微細化混合能力を応用したウルトラファインバブル(ナノバブル)分野における技術開発に着手。
「ウルトラファインバブル(ナノバブル)発生装置の開発事業」が、H22・23年度経済産業省地域イノベーション創出研究開発事業に採択。国からの委託事業として、九州産業技術センター・九州工業大学工学院・福岡県醤油醸造協同組合・福岡県工業技術センター生物食品研究所との共同研究を開始。

2011年

地域イノベーション創出研究開発事業によりウルトラファインバブル(ナノバブル)発生装置を開発。
助成事業の一環として、イギリス製ナノ粒子解析装置「NANO SIGHT」を導入。これまで確認が困難であった、ウルトラファインバブル(ナノバブル)の粒径・分布・数密度の解析、ブラウン運動の観察が自社にて可能となり、ウルトラファインバブル(ナノバブル)生成能力に対する科学的解析データの裏付けに成功。
ウルトラファインバブル(ナノバブル)発生装置の開発に伴い、窒素ウルトラファインバブル(ナノバブル)海水による鮮魚の鮮度保持効果の実証試験に着手。1,000検体を超える鮮魚を使用し、長期間の鮮度保持効果を確認。
事業化に向けた効果検証のため、漁船用ウルトラファインバブル(ナノバブル)発生装置の試作機を近海まぐろ延縄船に試験設置。窒素ウルトラファインバブル(ナノバブル)海水により、悪臭発生の抑制・魚体の鮮度保持に成功。船主からも高評価を得た。

2012年

近海まぐろ延縄船における実証試験の成功により、ウルトラファインバブル(ナノバブル)発生装置「ナノ・フレッシャー」を製品化、販売開始。
船主・船長等の口コミにより、大分・宮崎・鹿児島各漁協所属のまぐろ延縄船に需要拡大。
また、鮮魚の長期鮮度保持効果が認められ、水産加工会社や魚市場にも納入。韓国の商社との取り組みにより、韓国内航船(6,000t)に水燃料混合装置を設置。
7.5~10%加水のC重油-水混合燃料による1,000時間を超える航行試験を実施。水混合燃料が航行中の燃焼及びエンジン内部へ悪影響を与えないことを確認。
また、国内では、原油価格高騰により、船舶燃料に対するコスト削減方策を求める動きが活発化してきたことと、IMO(国際海事機関)のNOx三次規制が2016年より実施予定であることを機に、水産大学校海洋機械工学科・ロハス株式会社・JRCS株式会社との4社共同で、舶用エンジン向け水燃料混合装置の開発に着手。
水産大学校所有の舶用小型エンジンにて、添加剤を使用しない軽油-水混合燃料による燃焼試験を実施、データを蓄積。

2013年

水産大学校海洋機械工学科における軽油を用いた軽油-水混合燃料の評価試験の結果、加水率30%燃料での運転時、燃料消費量が増加することなく約40%のNOx低減に成功。
添加剤を使用しない低コストの水燃料混合装置として、水産大学校 前田和幸教授(海洋機械工学科)が2月に行われた海洋水産システム協会の月例会にて公式発表。

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