あらゆる可能性を秘めたウルトラファインバブルについて

※UFB=ウルトラファインバブル

 そもそもウルトラファインバブルとは?

ウルトラファインバブルは、以前はナノバブルと呼ばれていました。
一般社団法人ファインバブル産業会が国際標準化を目指し「ウルトラファインバブル」の呼称を提唱しています。
UFB(ナノバブル)とはその名前の通り、極小の気泡のことです。一般的には1マイクロメートル(1/1000mm)以下のナノメートル(nm)単位のものがUFB(ナノバブル)と呼ばれています。気泡が極小のために、UFB(ナノバブル)を発生させても肉眼では透明な水に見えます。 1nmは100万分の1mmを表します。地球の直径を1メートルと例えると1ナノメートルは、ビー玉(直径1.3cm)くらいの大きさに相当します。ナノバブルは一般的な目で見える泡とは比べものにならないほど小さいことが分かります。

 気泡の種類

気泡には、その粒径に応じて、ミリバブル-マイクロバブル-ナノバブルと呼ばれるものがあります。

ミリバブル気泡の直径が1ミリメートル以上の気泡です。
気泡を微細化する技術に乏しかった従来よく使用されてきたサイズです。
肉眼で気泡が目視することができ、液中を浮上する速度が速いことが特徴です。
マイクロバブル気泡の直径が10マイクロメートル(1/100mm)~50マイクロメートル以下の微細な気泡のこと。
マイクロバブルになることで、通常の気泡とは、異なった性質が現れます。
マイクロバブルは界面張力により一層小さくになりマイクロナノバブルへと変化します。
なお、サイズとしては50マイクロメートル以下とされています。
UFB(ナノバブル)1マイクロメートル(1/1000mm)以下のナノメートル(nm)単位の極微細な気泡のこと。
気泡が極小のために、ナノバブルを発生させても肉眼では透明な水に見えます。
ナノメートル単位の極微細な気泡になることで、劇的な性質の変質が現れます。
ナノバブルはそのサイズから存在の確認が難しいとされていましたが、近年では、ナノ粒子解析装置の技術革新により存在の計測が可能になりました。

 ウルトラファインバブルの解析方法

サンプル水をレザーモジュールに注入

ウルトラファインバブル(ナノバブル)は、極少ために、顕微鏡で確認することができません。
そのためウルトラファインバブル(ナノバブル)の解析は、ウルトラファインバブル(ナノバブル)水にレーザー光を照射させて、その散乱光を顕微鏡で映し出し動画を撮影します。その動きの質や速度から追尾法と呼ばれる方式でナノ粒子を解析します。
当社では、世界的に評価の高いイギリスMalverm社のナノ粒子解析装置を使用しています。

 わずか1mL中に約8億個のUFB(ナノバブル)を確認

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右図は、超高密度UFB発生装置「ナノクイック®」により生成したUFB(ナノバブル)の粒度分布と粒径をあらわしています。

生成条件
液:蒸留水/気体:窒素/容量:1.3リットル/生成時間:10分間

ナノ粒子解析結果は、わずか1mリットル中に約8億個のウルトラファインバブル(ナノバブル)が存在するものになっています。
約8億個/mLのウルトラファインバブル(ナノバブル)数密度は、まさに業界最高水準です。
この驚異的なウルトラファインバブル(ナノバブル)数密度を実現することを可能にしたのは、ナノクイック®の心臓部であるラモンドナノミキサー®(ミキシングユニット)により、気体と液体が超微細化均一混合された結果です。

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1mL中のUFB数密度最大頻出粒子径平均粒子径
8.75億個/mL85ナノメートル(nm)107ナノメート(nm)
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