「ナノフレッシャー®」高酸素ウルトラファインバブル海水の応用

酸素ウルトラファインバブルを用いた陸上養殖―ウマズラハギの成長比較

「高濃度酸素ウルトラファインバブル」で養殖飼育水の機能が向上し、あらゆるメリットが生まれます。

閉鎖循環ろ過式養殖システムでの活用事例

ナノフレッシャーを通過した飼育水は、溶存酸素量20mg/Lの酸素ウルトラファインバブルを含む高濃度酸素水になります。生物ろ過通過後の飼育水の溶存酸素量は、10mg/Lを保ちます。
そのため、1か所の酸素供給でシステム全体の溶存酸素をコントロールすることが可能となり各飼育槽への酸素供給を必要としません。
酸素溶解装置、炭酸ガス脱気装置、吸気装置、紫外線殺菌装置などの設備が不要なので、従来のシステムと比較してイニシャルコスト、ランニングコストが低くなります。

一般に高酸素環境下で魚を飼育するとガス病をおこすリスクを伴いますが、ウルトラファインバブルは、ガス病を起こさない安全な飼育環境を提供します。

 導入のメリット

滅菌効果
飼育水の一般細菌数データ 右の図は、ウルトラファインバブルを含む飼育水の一般細菌数のデータです。
一般細菌数が1ミリリットルあたり32個と極わずかな事が解ります。
一般的な海水の一般細菌数が1ミリリットルあたり10の5乗から10の6乗個であることから、ウルトラファインバブルは驚異的な滅菌作用を持つことが解ります。
洗浄効果
ICRASの画像 ウルトラファインバブルの洗浄効果により飼育槽、水路、配管設備に汚れが付きにくくなります。
これにより、大がかりな飼育槽の洗浄作業の回数が減り魚へのストレスや作業人員などを低減する事が可能です。
成長促進効果
酸素ウルトラファインバブルを用いた陸上養殖―ウマズラハギの成長比較 出荷に適したサイズに成長するまでに数カ月の期間短縮が見られました。
共同研究チームであるイクラス社のケースでは、トラフグ、オコゼ、ウマズラハギで成長促進効果が見られました。
生産性の向上により大幅な経済効果が期待できます。
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